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2020年06月02日 第18期を迎えて
皆様 いつもお世話になりましてありがとうございます。
まもなく梅雨が始まろうとしています。庭のバラも紫陽花もきれいに咲いています。4月ごろはハナミズキも綺麗にたくさん花を付けていたので、今年は花付きの良い年なのかも知れませんね。
決算の報告
植物たちと比べ人間たちの世界は、とんでもないことになっています。
我々の法人は5月末が決算ですが、5月に入って急激な落ち込みを見せ始めました。
司法書士の不動産登記という仕事は、不動産の購入希望者が「買う」という意思決定をし金融機関が融資の承認をし、最終決済をする日が決まることで、登記の依頼が来るという流れです。購入者の意思決定から登記までのタイムラグは、数ヶ月あります。
そのため購入希望者が、ここ数ヶ月間外出できなかったツケがこれから回ってきます。恐ろしいことです。5月末で終わった前期の第17期はギリギリ黒字を維持できましたが、これからの第18期は厳しいものを感じています。
今期(第18期)の予想
先日、日経新聞に投資家のうち今後「不動産の価格が上がる」と考えている人が、0.4%しかいないという記事が載っていました。そうなると今後は、不動産を買い控える人が増えて流動性が下がると考えられます。その結果、登記が減るという司法書士業界にとっての悪循環が起こる可能性もあり得ます。その一面で、資金繰りが厳しく売却せざるを得ない案件もでるかも知れません。
今後の司法書士業界
不動産登記をメインとしている司法書士事務所は、我々の法人を含めて厳しい状況になるかもしれません。
会社法を中心とする商業登記は、大きな変動は感じられていません。もしかしたらどこかのタイミングで経営難のためのM&A案件なども増えるかもしれません。
今後、相続・成年後見の業務は拡大すると考えています。今回のコロナ禍で「死をイメージした」、外出ができなくて「認知機能が大幅に下がった」などという記事を何度も目にしました。その結果、遺言書の作成、相続対策としての生前贈与、認知症になる前の任意後見契約などが増えると考えられます。
これからの勝司法書士法人
私の予想が外れて、すぐに景気が動き始めて不動産も活発に取引が行われることを祈るばかりです。
なんとかこの災難を乗り越えるために「人に会わない営業方法」としてYouTube(ユーチューブ)を始めました。四苦八苦しながら動画を撮ってアップしている最中ですが、励みになりますので、一度ご覧いただけると幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=LoXTcmivSIQ&t=12s
「勝猛一」と入力して検索しても出るかも知れません。
また、ありがたいことに書籍の執筆の依頼もいただきました。これも今年中に出版できそうです。外出せずにできる営業ですので頑張って書いています。
これからも、社会のお役に立てる司法書士事務所を目指します。
引き続き勝司法書士法人をご愛顧いただけますようによろしくお願いいたします。
令和2年6月1日
勝 司法書士法人
代表社員 勝 猛一