代表者コラム
2018年04月01日 修士課程修了の挨拶
3月も終わり、新年度が始まりました。
私も、大学院の修士課程を無事に終了することができました。
今回のコラムは、大学院の終了についてのご挨拶と報告をさせて頂きます。
平成28年の4月に大阪市立大学の社会人大学院である創造都市研究科に入学し、都市公共政策を専攻しました。大学院が何をする所かもよく分からないまま、学ぶことも必要だと思い入学しました。
修士課程の1年目は、税金の仕組みなどが面白く、どのように税金が使われるのが効率的かなどを考える機会になりました。
クラスの3割くらいが公務員、議員さんが3割くらい、残りの4割が学校の先生や校長先生、NPO法人の代表などでした。社会人になってから改めて大学院に入り直す人達なので、個性的な面々でした。
公務員の人達は、自腹で勉強に来ているのです。公務員の人達で、大学院に来る方々は将来は、幹部になり政策を作る人達になるのでしょうか。公務員の人達を見直す機会になりました。
議員さん達は、急な選挙などに振り回されて、勉学に集中できない時期があることを知りました。職業柄仕方がないことですね。しかし、自らの政策を議会に提案する力を付けるために頑張っている姿も印象的でした。
それ以外の個性的なメンバーも、それぞれ魅力的なクラスメイトでした。
毎週水曜日、木曜日、金曜日の夕方6時半からと土曜日は、終日授業です。梅田の大阪駅前第2ビルの市大のサテライト校での授業がありました。皆、社会人ですので、仕事で出席が難しいときなどは、どんな課題が出されたのか、いつまでにレポートを提出するのかなどの情報を共有しながら助け合っていました。
1年目の後期には、共同研究として九州の有田市まで、学割を使って視察に行きました。自治体から業務委託や指定管理者制度で、施設管理運営を全面的に委ねる制度を研究するためです。
図書館の運営をツタヤに委託した全国初の「TSUTAYA図書館」にクラスメイトの数名で視察に行ってきました。エアビーアンドビーで安い民泊を探し、皆でごろ寝したのも学生らしい思い出です。
修士課程の2年になってからは、修士論文の作成にとりかかりました。都市公共政策分野なので、私は高齢者の住みよい街つくりをテーマにしようと考えていました。しかし、「社会人は、論文作成のための時間が限られます。自分の専門分野に集中したほうが良いです。」との担当教授からのアドバイスでした。
私は、任意後見をテーマにすることにしました。
テーマ
「超高齢社会における成年被後見制度利用促進のための一考察」
副題
-任意後見制度の利用の促進のための問題点と対策を中心に-
テーマと副題が決まりました。
修士課程の2年目については、次回のコラムにさせて頂きます。
勝 司法書士法人
代表社員 勝猛一