代表者コラム
2014年07月03日 ~想いやり~
七夕の季節になりました。
司法書士の卵にとっては今年は最も気が楽になる日のうちの一つとなりそうです。というのも、前日の6日の日曜日は司法書士資格の試験日でして、毎年7月の第1日曜日に行われています。
私も受験時代は、試験の終了と時期を同じくして梅雨明けがあり、試験からの解放感で盆と正月が一緒に来たような感覚になったものです。
さて、私どもの法人は5月末に無事第11期が終わりました。
第11期は、東京事務所、大阪事務所共に黒字で決算を迎えることが出来そうです。
これは、私たちを支えていただいた皆様のお蔭と心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
また他に、7月のイベントとしては、試験の翌週の慰安旅行があります。
東京のスタッフと、大阪のスタッフが一堂に会する、忘年会に並ぶ大イベントです。
特に受験組は、試験の解放感と相まって、毎年テンションの高い楽しい旅行になります。そこに旅先の地元の花火大会などが重なることが多いので思い出にも残りやすいのです。今年は、箱根の富士屋ホテルで東西のスタッフが集合します。
この夏の慰安旅行と年末の忘年会は、景気が悪くなり事務所の経営状況が悪かった時でも、できる限り継続するようにしてきました。東京と大阪で普段は離れていて、顔を会わすことのない仲間と直接会って話をすることは、とても有意義なことだと思い、会う機会を作っています。
人は会ったことのない人より、何度もあっている人に親しみを覚えるという本質があるといいます。聖書に「ともに飲み、ともに食す」という言葉が頻繁に出てくるように、人はリラックスして酒を酌み交わしつつ美味しい物を食べるときに幸福感を強く感じます。
その幸福な時間を共有することでお互いの絆が強まるのです。
電話だけのやり取りをしていた相手が、慰安旅行や忘年会の時の顔を思い浮かべながら共通の話題で盛り上がることもできるのです。
一つの事務所が、一つの方向に進んでいくときに、皆が全員の顔を思い浮かべながら一体となって進む、そうなるように経営者としていつも腐心しています。 経営理念の中に書いてある、お互いを「想いやる」という言葉を形にするためには、トップが費用や時間をかけるのも当然だと考えています。
勝 司法書士法人
代表社員 勝猛一