代表者コラム
2012年03月29日 仕事に対する思い
桜の季節になりました。
野の花も美しく咲き始めています。
新たな芽吹きに心躍る思いです。
私が、平成11年に開業したときには、まだまだ先生稼業という感じで閉鎖的な雰囲気の業界でした。○×の試験に合格したとたんに、社会常識から外れていても人様から注意してもらいにくくなり、急に先生扱いされることに違和感がありました(笑)。
確かに先生と呼ばれて事務所にふんぞり返っていると楽でしょう。
そんな業界に風穴を開けてやろうと、平成13年に我々がお客様に提供するものは、法律という名のサービスであると事務所に書いて掲げ「サービス業」と定義して閉鎖的な業界に戦いを挑みました。
その後、情報を必要としている方に広くサービスを知ってもらうために業界で最初のホームページを立ち上げました。
東京・大阪の両都市に初めて事務所を設置した法人となったのも同じ思いからでした。
個人にサービスを提供するだけでなく東京と大阪に拠点があることで企業に対しても企業法務を積極的に提供することが目的でした。
今も、閉鎖的な業界を打開しようという戦いは続いており、法的サービスを必要としている方にはこちらから情報提供しようというスタンスで仕事をしております。その一つが平成21年3月から始めた、高齢者へ法的な情報を提供する「成年後見制度」を中心としたセミナーです。
最初は当事務所主催でしたが、今では依頼を頂いて月に数回の講師をしております。
依頼先からも繰り返しご依頼を頂けるようになりました。
何度も繰り返し依頼があるという事は、世の中に必要な高齢者への法的情報が提供されていないことの現れだと考えています。
今たくさんの高齢者が詐欺に遭い、あるいは多くの資産が流用されています。
その方々は、そうならざるを得ないからそうなっているのではなく、他にも方法があることを知らされていないだけなのです。
セミナーや勉強会で、少しでも多くの方に成年後見の制度と利用方法をお伝えして高齢者が安心して生活ができる世の中になるように頑張っていくつもりです。
なお一層のご指導を宜しくお願い致します。
勝 司法書士法人
代表社員 勝猛一