代表者コラム
2011年07月28日 暑中お見舞い
暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のお引き立てを頂きまして誠にありがとうございます。
役員、スタッフ一同心からお礼申し上げます。
今年も暑中見舞いのハガキには、筆ペンで「暑中御見舞申し上げます。」と書きました。
印刷されてくると、あまり上手には書けないものだと自分で感じています。
普段、筆字を書かないのですが、日頃から機会を作って書かないといけないですね。
これは、何事にも通じることですが、継続が大事です。
さて、「心に残る手紙の会」というNPO法人の催しに参加しました。
白石康次郎さんという、海洋冒険家の講演を聞く機会がありました。
単独世界一周ヨットレース日本代表だそうです。
次の港では「生きて会えないかもしれない」という大海原での命のかかったレースなので、
死生観にはとても敏感になるそうです。
その中で、白石さんから鹿児島県知覧にある特攻基地の記念館の話がありました。
特攻隊員たちの家族への最後の手紙を「遺書」として、展示してあります。
特攻隊に選ばれたことを嘆くようなものは一通もなく、
自分の死が、将来の日本の礎になるものなら喜んでこの命をささげようという趣旨がほとんどです。
それが、とても美しい筆字で書かれているのです。
一枚や二枚ではありません。
何百枚とあります。
私も2回ほど訪れましたが
14歳から15歳くらいの若いという、より幼い隊員たちの熱い思いが冷静に書かれており、
感動で涙が止まりませんでした。
それを思うと自分の字の稚拙さとともに、
自分が命をかけて日本を思っているのかと問われているような気がしました。
間もなく終戦記念日もきます。
この夏は、改めて生きると言うことを考えてみたいと思います。
皆様も健康に気を付けて夏を楽しんでください。
勝 司法書士法人
代表社員 勝猛一